世界のウィスキーからいろいろなウィスキーの種類をまとめました

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世界中のウィスキーの解説

●バーボン・ウイスキー全般についての解説

アメリカ合衆国ケンタッキー州バーボン郡で造られる、とうもろこしを主原料としたウイスキー。

 米連邦アルコール法に規定されたバーボンウイスキーは、発酵液をアルコール分八○度未満で蒸留し、六二・五度以下の度数にして、内側をこがした新しいオーク檜で熟成した、とうもろこしを五一%以上原料としたもの。

 さらに二年以上熟成したものはストレートと呼ばれる;-ン・ウイスキーもライ.ウイスキーも同様)。したがって、1ストレート・バーボン」とは二年以上熟成させた高級バーボンを意味し、ロックや水割りといった飲み方をさすのではない。

 フレンドもある。これはバーボンやライのストレートを二〇%以上含んでいること覆り入○%未満はどんな蒸留酒でもかまわない)が条件。

 バーボンの発祥に関する説は二通りある。一つは、一七八三年、ケンタッキーのルイビルで造られたとするもの。もう一つは、ケンタッキー州スコット郡で「七人九年牧師のエリジャー・クレータが造ったというもの。アイルランドにウイスキー造りを伝えた僧侶のパトリックといい、ウイスキーと聖職者の関係はどこでも相当に深いようである。

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●ジャーマン・ウイスキー全般についての解説

ドイツのウイスキーで、ウイスキー飲用が広がった二〇世紀に入って造られるようになった。その発展過程は日本とよく似ている。とくに第二次世界大戦後消費量の増大とともに、生産量も増えた。

 製造法はスコッチ風であり、輸入したスコッチ・モルトをベースにしているものも多いようである。

一九二〇年代のドイツに「ブラック・アンド・ホワイト・ホース」という乞Hのウイスキー業者ができた。どこかで聞いたような名前で、当然スコッチの本家(「ブラック&ホワイト」と「ホワイト・ホース」)から告訴されたという。

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●ストレートの飲み方全般についての解説

一般的には、ウイスキーを生のまま飲むこと。味、香り、色合いを楽しみながらゆつくりと飲むのが正統で、西部劇のカウボーイたちのように一気にのどに流し込むのは、上等なウイスキーではないものを飲む場合である。

 ストレート・グラスの容量は三〇ミリリットルでこれを三~五口で飲むのが優雅ときれている。 普通は、ウイスキーとチェーサー(追い水)を交互に飲むチェーサーには、舌やのどを常に敏感に保ち、味と香りを何髭も楽しむ、胃袋への刺激を弱めるなピの目的がある。チェーサーを冷たくしすぎると舌やのどの感覚をしびれさせてしまうので、ほどほどにすること。

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●特級ウイスキー全般についての解説

日本酒同様ウイスキーも平成四年の級別廃止までは次の基準で分類きれていた。

現在、二級は「スピリッツ」と表示される。●特級=アルコール度数四三度以上で、ウイスキー憤酒混入率三〇%以上。●一級=アルコール度数四〇度以上で、ウイスキー憶酒混入率二〇~一七%。●二級=アルコール度数三七度以上で、ウイスキー憤酒混入率一〇~一七%。

 ただし、ここでいうウイスキー原酒とは酒税法により規定きれている(「国産ウイスキ」の項参照)ウイスキーの定義①②③に該当するものをさしている。この定義をスコッチ・ウイスキーのブレンド・ウイスキーに適用すると、モルト・ウイスキー(ウイスキー原酒一〇〇%)+グレーン・ウイスキー(ウイスキー原酒一〇〇%)でウイスキー原酒一〇〇%のウイスキーということになる。要するに、国産品の特級ウイスキーは、スコッチ・ウイスキーに比較すると、ウイスキー原酒混入率がはなはだ低いウイスキーと定義することができる。

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●ハイ・ボール全般についての解説

ウイスキーを炭酸ソーダで割った飲み方。水割りに比べると飲みやすく、キりッとした飲み味と清小…塩町が特徴。反頑ウイスキーの風味や香りは水割り以上にそこなわれる。レモンを添える場合もあるがこれも好みの問題。レモンはウイスキーの風味や香りをさらに半減させることになるが、ツンとくるウイスキー独特のタセはなくなる。

女性の飲酒が増えるにつれてカクテルとともにこのようなライトなウイスキーの飲み方が行なわれるようになった。

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●コーン・ウイスキー全般についての解説

とうもろこしを主原料にしたウイスキーであるが、アメリカ合衆周では連邦アルコール法によってバーボン・ウイスキー(別項)とは区別されている。バーボン・ウイスキーとの違いは熟成法ととうもろこし原料の多少。熟成法は、バーボン・ウイスキーが内側をこがした新しいオーク樽を使うのに対し、コーン・ウイスキーは熟成しないか、熟成するにしても、新棒であれば内側をこがしてないもの、内側がこがしてあれば古樽のみを使う。また原料は、バーボン・ウイスキーがとうもろこし五一%以上、コーン・ウイスキーが八〇%以上、と決められている。

一七九一年、アメリカ合衆国のペンシルペニア州でウイスキー暴動が起きた。ウイスキⅠ一ガロンにつき二五セントの税金が課せられたために、ウイスキー製造を唯一の収入源としていた農民が起こしたもの。披らの造っていたウイスキーはコーン・ウイスキーであった。

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●ブレンド・ウイスキー全般についての解説

モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーを混ぜたウイスキー。市販されている スコッチ・ウイスキーのほとんどはこのフ レンド・ウイスキーである。モルトとグレーンのフレンドといっても、単に一つのモルトと一つのクレーンを混ぜるのではなく、数種類ときには数十種類のモルトと数種類のグレーンといったように、さまざまな蒸留所で造られたウイスキーを混ぜるのである。したがってブレンド・ウイスキーのよし悪しは、原酒の良否もさることながら、フレンデーの味覚力に大いに左右される。

一般的にはモルトとグレーンの比率で、モルトの割合が増すほど高級品とされている。

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●マンハッタン全般についての解説

ウイスキーをべースにした代表的カクテルであるとともに、全カクテルの中でもマティーこと人気を二分するくらいよく知られている。ウイスキーはクセの少ないラィ・ウイスキーを用いる。甘口、中口、辛口があるが、ベースがジンとライ・ウイスキーの違いだけで他の材料のレシピへ処方〉はマティーにと大差ない。したがって、ここでは辛口のマンハッタンのレシピを紹介する。

●ライ・ウイスキー=2分の1●イタリアン・ヴエルモット=4分の1●フレンチ・ヴエルモット=4分の1●アロマチック・ビターズ 1ダッシュ

 これらをステア(かき混ぜ)する。 ほかにウイスキーベースのカクテルには、ウイスキー・カクテル(ライ・ウイスキー1、アロマチック・ピターズータツシユ、プレーン・シロップーデツシユ)、オールド・ファッションド三ノイ・ウイスキーl角砂糖1個、アロマチック・ビターズ2ダッシュ。ビターズをしみ込ませた角砂糖と水をオールド・フアツシ∋ンド・グラスに入れ、ウイスキーを注ぎ、レモンを搾るなどがある。もちろん、ライ・ウイスキーだけでなくスコッチ、バーボンをベースにしたカクテルもある。

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●モルト・ウイスキー全般についての解説

スコッチ・ウイスキーの一タイプ。ビートの煙で乾燥させた大麦麦芽(これをモルトという)だけを原料にし、単式蒸留機(ポットスチル)で二度蒸留し、オトク材の樽で長期間熟成させたウイスキー。ビート香と樽香による芳香と単式蒸留機による野趣あふれる味が特徴。

 モルト・ウイスキーのビート香や樽香のつけ方は、各蒸留所によって、すべて違う。市販されているモルト・ウイスキーはいくつかの蒸留所のモルトをブレンドしたもので、ブレンドしてないものは、「シングル・モルト・ウイスキー」と呼ばれ、ブレンド・モルトと区別されている。

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●ライ・ウイスキー全般についての解説

ライ麦を主ば原料とするウイスキー。アリカ合衆団やカナダなど北アメリカ大陸で主に造られている。

 合衆国では連邦法で、アルコール分八0度未満で蒸留したもので、六二・五度以下で、内側を焦がした新しいオーク樽で熟成した、ライ麦を五一%以上原料としたウイスキー、と規定している。

 北アメリカで最初にウイスキーが造られたのは一七七〇年ごろで、ライ麦を原料にしたものだったとされている。

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●カナディアン・ウイスキー全般についての解説

カナダで造られるウイスキー。 カナダで蒸留酒が造られるようになったのは古く、一六七〇年ごろには糖蜜からラムが造られていたという。ウイスキーが造られるようになったのはイギリス領になった一七六三年以降で、一七七六年のアメリカ独立戦争後には盛んに造られるようになつた。生産量が飛躍的に伸びたのは一九二〇年から三三年までのアメリカ合衆団の禁酒法時代。現在はスコットランド、アイルランドに次ぐウイスキー輸出三大国の一つになっている。

 カナディアン・ウイスキーには二つのタイプがある。一つはアメリカ合衆国に準ずる、ライ麦を五一%以上原料とするライ・ウイスキー。もう一つは、ライ麦を主体とする香りの高いウイスキー(これをフレーバリングという)ととうもろこし主体の軽快なウイスキー(これをベース・ウイスキーという)とのブレンド。主流はブレンドウイスキーの方で、軽快でマイルドな味が特赦である。

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